大井川鉄道SLと林道の旅

死の恐怖を味わうの巻
今日はまたインテグラの友人とツーリングの約束をしていた。大井川鉄道のSLを見に行くのがまずの目標。7時に東名の港北PAで待ち合わせとなっていた。いつものように朝は2時半から起きてウズウズしている。港北なら1時間位で着くと予想は立っていたが、4時半には家を出る。まだ夜が明けない暗い街中を快調に飛ばす。浦和南ICから首都高を乗り継いで東名高速に乗り入れる。今まで用賀の周辺で混んでいることが多かったのに今日は全くスムース。5時半には約束の港北PAに到着。まだ1時間以上あるっう。やっと空が明るくなってきた。友人も早めに出てくれて6時半頃には合流。PAには続々とバイカーたちが集合してきた。みんな同じように待ち合わせをして、出発するんだなあ。
 今日の天気は曇り時々晴。雨はないと思ってレインコートは下だけをタンクバックにいれておいた。寒い時のために。ジーンズだけでは下はもう寒い季節になってきている。
 焼津ICで下りて、焼津港(新焼津港?)を見に行くことにする。大井川鉄道のSLは10時過ぎに金谷を出発するはずなので、少し余裕があったので海を見に行かなきゃね。やっぱりここでも釣りをしている人たちがたくさんいた。ほとんどはクロダイねらいのしかけであった。オキアミを針がけして、おがくずのような団子でくるんでいた。釣果はほとんど期待できず。5センチぐらいのミニクロダイやミニ鯛が釣れていただけだった。
 時間に余裕はない。R150をたどって大井川町へ向かう。そこから金谷までちょっと迷って時間をとってしまった。ちょうど10時頃にR473、金谷駅周辺にたどり着く。SLは見あたらない。もしかしてもう出てしまったのか。僕たちはR473を北上する。すると下の方に煙が…。SLだ。やった。これなら間に合う。SLの前にバイクを止め、いいアングルで写真に収めることができた。乗客が手を振ってくれて、こちらも笑顔で返してしまった。いいなあ、人のふれあいはほっとする。
 R473は大井川と大井川鉄道と併走する、狭いが快適な林道である。途中あまりにも急いでSLの前に行こうとして対向車とぶつかりそうになった。ヒヤヒヤものだった。無我夢中で追いかけた。レトロな感じがとってもいいです。
 大井川は水量はあまりなかったが、エメラルド色したところがあったり、広い河川敷に釣りする人がいたり。とってもいい風情であった。
 R473からR362へ、果てしなく続く峠のワインディングロード。こんなにカーブの多いのは初めて。でもとっても気持ちよかった。林道の中、ほとんど対向車もなくとっても快適であった。
 ところが、大変だあ…。ガソリンがなくなってきた。でもスタンドがない。昼過ぎなのに食事処もないっ!!こんな心配をしながらようやくたどり着いたのが、神楽茶屋。そこで僕は天ぷらうどんを食す。けっこうコシのあるうどんで、揚げたての天ぷらと味噌汁付きで800円、まあまあかな。友人はご飯大盛りの豚汁定食。
 スタンドは水窪に行くまでないという。ギリギリだあ~。下り坂は出来るところはクラッチをきってなるべくガソリンを使わないようにしながら峠を下っていった。峠はいいなあ。林道には栗が落ちていたり、自然が一杯だった。まだ紅葉には少し早いけど…。
 さて、どうやって帰るかだが、同じ道を戻るのはもったいない。今日は遅くなるのを覚悟でR152を北上して中央道に出て帰ることにした。これまた大変だった。道は峠を含んでいて狭いが交通量が少なかったので走り易かったが、途中松川あたりで広域農道を走っていて道に迷う。結局駒ヶ根ICから中央道に乗ることができた。もう夕闇がせまっていた。暗闇の中央道はまるで星空のように綺麗だった。とくに諏訪湖SAで休憩をとったが、夜景がとても綺麗だった。家には10時過ぎに到着。
 とっても長い一日だった。でも本当に楽しかった。またまた付き合ってくれた友人と、頑強なVTZに感謝いたします。

 
焼津港にてVTZと朋友のインテグラ            大井川の扇状地
 
大井川                         茶畑
 
いいアングルで、決まった!               まるでおもちゃに見えます
 
どっちが速いかな?                   林道は涼しげ、いや寒い~
 
ダム                          渓流沿いの道
 
神楽茶屋                        林道
 
黄金色の稲穂が美しい日本って感じ            諏訪湖SAからの夜景、ちょっと暗すぎかな

山道のルート