知多半島1周 1泊ツーリング

 やっと念願の夏の一泊ツーリング。インテグラの友人と今年はどこに行こうかとウキウキしながら、練ったところ、知多半島ということになった。どうしてだかは不明だが、関東甲信越を越えて遠くへという思いがそうさせたのだと思う。
 天気はちょっと傘マークが出ていたが、カッパをもっていけばそれも楽しいだろうということで決行。宿は常滑(とこなめ)の坂井温泉湯本館を予約しておいた。1泊2食付で10,000円。ネットで調べて去年の伊豆の湯本館と同名なのでという単純な理由でそこに決定。
 7時に大黒SAに集合。なるべく距離を走って、海を見てというポリシーの元、そこから横浜横須賀道路の逗子へ出る。R134に出て海岸線沿いに進む。江ノ島、湘南海岸をたどり西湘バイパスへ。道路はさほど混んでいなくて、天気もまあまあ。サーファーや海水浴客の賑わう夏のビーチが続く。なんとなくトロピカルなサンオイルの匂いを嗅ぎながら一目散に走る。
  

何せ、目標は昼ごはんを浜名湖の名産、うなぎを食べるということに決めていたからだ。ところがなかなかつかない。お腹はペコりん、もうどこかで食べちゃおうかっとこらえ性の無い僕が言うと、ダメダメ浜名湖のうなぎを食べる、と友人に渇をいれられる。
 浜松付近に到着するとうなぎの文字が看板にちらほら出てくる。国道1号線(バイパスでない)に大きな看板を見つけすぐに飛びつく。うな天という活うなぎ専門店だ。
 一番安い(上)のうな重を注文する。皮が香ばしくパリパリと焼け目が入り、中はほっくりとしている。タレもちょうどいい感じで2,200円でも二重丸。ついたのが3時過ぎだったが、お客は途絶えることはなかった。

  
 こんな時間になってしまったから、もう宿に6時には着こうと、ひたすら走る。しかし、ツーリングマップル関東甲信越版では、それ以降みることができない。途中ガソリンスタンドの人に聞いて高速に乗って南知多道路から行くことが早いことを知る。
 すぐに東名の乗り口だった、友人はすぐに乗ったのだが、自分はもっと先に乗り口があると勘違いして、友人とはぐれる運命に。すぐに気がつき、引き戻って高速に乗る。幸運の雨か、友人が路側でカッパを着込んでいるのを発見。追いついた。伊勢湾岸道路から南知多道路の出発地点大府から武豊I.C..へと一目散に走る。
 着いた湯本館はすごく古風な寂びれた館であった。人を呼んでも誰もいないようだ。隣に5階建ての立派な新館があった。バイクを屋根つきの中庭に置かしてくれた。よかった~。
 食事は海老やカニ、地元で採れたアサリ、魚介類を豊富につかった会席料理だった。部屋はベッドルールと和室のあるスイート。そこからは夕日に包まれた伊勢湾、中部国際空港に発着する飛行機など見れた。これでこの値段、ぜったいお勧めの宿だ。その晩、偶然にも「アドマチック天国」で紹介されていた。疲れていた僕たちは昨年もそうだったが、今年も夕食後すぐに爆睡。

  
翌日は、知多半島は天気が良かった。朝は海岸を散策したりして8時半に出発。知多半島を宿から1周することにした。国道247はとてもスムーズな海岸線沿いの道路だった。ほとんど信号もなく無理せず、気持ちよくバイクを楽しむ。
  
お盆の最後の日曜日、高速道路も混雑を予想した。早めに乗ろうということになった。R419から有料道路に乗る。午前中はがんがんと照りつける日差しで昨日の日焼けに追い討ちをかけるほどであった。東名高速道路にのって山に近づくにつれて雨模様。それも大粒の雨だった。バイザー越しでは視界が悪いが、上げると目が痛い。おまけに寒くなってきた。東京に入っても大雨で、気温も低い。つい2日前の東京とは思えないぐらいだった。雨の突き刺さる首都高を通って無事に帰ってくることができた。
 久しぶりのロングツーリング。楽しかった。いろいろハプニングがあればあるほど、それは印象深いものになる。今回も一緒に行ってくれた友人に感謝の気持ちでいっぱいだ。今度はどこ行こうかな?
2日間の走行距離 約
904km

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